社団法人東近江青年会議所は東近江市、日野町、愛荘町、安土町を中心に二五八祭や青少年育成事業を通して明るい豊かな社会の実現を目指す青年経済人の団体です。

理事長所信

 理事長所信

2011年度 社団法人 東近江青年会議所

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第5代理事長 平岩 茂人

ともにつくる明日~大切なものたちへ~                                       

はじめに

青年会議所には、楽しいものなど落ちてはいない。

青年会議所とは、子どもや愛する者のために生きるという意味や使命を改めて考えさせられる場所なのである。

~現状認識~ 

100年に1度と言われる経済不況に加え、環境の破壊等による異常気象など、目の前に大きな問題がたくさんあるものの、世界に比べれば、十分に平和な日本の暮らしがここにあるのは、これまでの先人達が必死に生き抜き、様々な歴史を築き上げてこられた結果であることを忘れてはならない。
幾多の争いを繰り返し、幕末の開国、明治維新から戦争、そして高度経済成長を経て、平和を築き上げた現代に至るまで、いつの時代にも、そこには、未来を切り拓く為に命を懸けた我々と同じ世代の若者がいたことを忘れてはならない。
しかし、ようやく平和を掴み取ったはずの我が国は、物質的な豊かさを手にしたのと引き換えに、この国の未来を想う心を見失い、日本古来の崇高な精神性も影を潜め「自分さえ良ければいい」という利己主義が蔓延し、道徳心や倫理観が低下した状態にある。
今を生きる若者として、過去から現在に至る歴史を踏まえて、今の自分が地域の大人として本当に正しいのか、自分自身と向き合い、祖先に感謝し、次の世代に誇れる生き方をする必要がある。
追い込まれて何とかしなければならないという気概ではなく、この一見平和な状況の中にも未来を見据えて、真に身に迫る危機感を持つことが出来る感性を磨かなければならない。
それには、自分に厳しく、辛いことをも楽しく感じることのできる力を備え、今を強くたくましく生きる中で、大切な人に自分がどうあるべきかをいかに映し出せるかが重要であり、それこそが、人生の意味する所と確信している。
学んだ後は遊んでいたらよい頃は過ぎて、責任と自覚を背負い学び続ける大人として、大切なものたちに伝えなければならないことを言葉だけでなく、自分自身の行動や背中で語り伝え、逃げずに向き合い使命を見つけ出していかなければならない。
世界は繋がり、過去も現在を通して未来へ繋がっている。新たな価値を生むのは、その時代を生きる若者の責任であり、その可能性が青年会議所にはある。

尊重し称賛し合う、夢を語るまちを目指して ~拍手と握手で地域を繋ぐ~
これからの青年会議所運動のビジョンをしっかりと踏まえて、失いかけている日本の心やこの地域に住む人の気質を育み、経済や環境、文化や新たなコミュニティーの創造を模索・意識しながら各委員会運営を行います。
そして、互いに尊重し称賛し合いながら、高い道徳心と倫理観を持つ人が夢を語るまちとして、他から尊敬されるまちに発展することを目指します。
また、この地域の問題点の対策を模索すると同時に、この地域の良い所を見つけ出すことも重要であると考えています。

創設5周年 ~歴史を知り飛躍に向かう~

本年度、東近江青年会議所は、創設5年目を迎えます。
能登川青年会議所32年、八日市青年会議所47年の歴史を築いてこられた先輩諸兄に感謝し、関係諸団体や市民を巻き込んだこれからの青年会議所運動の新たな方向性を打ち出します。改めて、青年会議所運動を通してメンバー自身が大きく成長し、地域に貢献しなければならない認識と覚悟を持ち、揺ぎ無い絆を結ぶ機会とします。

ひとづくり ~たくましく生きる~

相手のことをおもいやり、互いに認め合いながらも切磋琢磨し、誰かと一緒なら乗り越えられる時もあれば、誰かが教えてくれる時もあることを知り、それぞれが自分自身に打ち克つ、元気で強くたくましく生きる子どもの育成が求められています。それには、大人が歴史を伝え、子どもと共に道徳心や倫理観を養い、更には、未来を夢見て、人生を必死に生き抜く親や大人の姿を見せることで、言葉だけでは伝えることのできない勇気や力を与えることが必要不可欠であると考えています。

二五八祭 ~更に愛される祭りへ~

二五八祭は、旧八日市地区の戸板販売を再現した祭りであり、今年で35回目の開催になるこの事業は、今では4万人もの人が集まる東近江青年会議所最大の事業であります。
規模が大きくなるに連れ、様々な課題も山積していますが、市民に愛され続け、市民の手で発展する祭りへと進化する為に、新たな手法を盛り込んでいく年としたいと考えています。これからの方向性を考え、何よりも設営側にいるメンバー全員が好きになる祭りへと変えていかないといけないと考えます。

公益社団法人格取得に向けて~時代に即した青年会議所として

2009年度通常総会において、我々は、公益社団法人格取得の採択を決定しました。定款の準備等が進む中、本年度は、申請作業へとそのステージを移し、地域の明日を創造する時代に即した青年会議所として、取得に向けて進んで参ります。

滋賀ブロック協議会との関わり ~ブロックの活用~

本年度は、滋賀ブロック協議会の研修事業を積極的に活用し、LOM内事業運営の効率化を図ります。また、会長をはじめたくさんの役員を輩出する機会を活かし、会員会議所へのオブザーブを促し、滋賀県における青年会議所運動の仕組みを知る絶好の機会とします。

~メンバーとの約束~

青年会議所には、これまで経験したことのない感動と自分への未知の可能性が開かれている。人生を価値あるものにするチャンスを掴み、大切な人の為に決してぶれることのない自分との出会いを果たしていただきたい。
変わるのは自分であり、そうすれば世界も広がる。誘われたままの自分ではなく、今ここにいる必要性を知り、共に力強く成長していただきたい。
友情も感動も信念も、そして楽しいことも全ては厳しさの中にあり、乗り越えることで生まれるものと確信している。
「あいつが言うならやってみよう」そんな魅力ある人に成長し、地域に貢献すれば明日は拓かれる。
大切な人の為、また、この時代の若者として、互いの成長が明日を創ることを信じて、どんな時も、夢や未来を語り共に走り続けよう。
これまでの人生、そしてこれからの人生に懸けて、この出会いが決して無駄にはならないことを約束する。

最後に

『人生は、一瞬に瞬き(またたき)散りゆく星の様だが、
その輝きは、次に移り輝き永遠であるから美しい』
J・シゲール・ライヒ

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