皆様、新年あけましておめでとうございます。
公益社団法人日本青年会議所 2018年度 第12代理事長を仰せつかりました、田中 彦嗣と申します。一年間、何卒よろしくお願い申し上げます。
青年会議所の活動・運動は常に「意識変革」(前向きな変化)を目的として行われます。しかし、誰かを変える為には、まず自分が「克己」すること、即ち自信を越える事が必要です。自分が変われば人が変わる。人が変わればまちが変わる。まちが変われば地域が変わる。前向きな意志を持った40歳までの青年による活動が、地域をより良く変える運動となる事を信じて、一年間取り組んでいきたいと考えております。
2018年度、我々のスローガンは、近畿出身の偉大な経済人、そして近江の風土が生んだ至高の冒険家の言葉を借り
『まあいっぺん、やってみなはれ』~相互尊重の精神で冒険の一歩を踏み出そう~
と定めさせて頂きました。私たちの運動は、毎年全ての役職を入れ替える事で、いつも大胆かつ新たな挑戦を促し、良いものは残し、効果の出なかったものは改めながら半世紀を超える歴史を紡いでまいりました。「いっぺん」「やってみなはれ」の言葉を、青年会議所のあり方の象徴として、2018年度は、一つ一つの活動を、リスクを恐れない積極性と斬新さを以て紡いでまいりたいと考えております。
また、相互尊重の精神とは、常に全ての人から学ぶ姿勢であると定義しております。先輩子後輩も大人も子供も、周囲の全てから新たな気付きと学びを得る姿勢こそが、相互尊重、リスペクトの精神です。他の人の悪い点を見るのは簡単ですが、常にその人の良い点、自分より優れた点を探して真摯に取り入れる事で、我々の資質はさらに向上し、地域発展につながるものであると確信いたしております。そして、冒険の一歩とは、先例から学びつつ、しかし先例にとらわれずに、自分の一歩を踏み出す事です。その一歩を正しいものであると信じるのならば、まずは恐れず一歩踏み出してみる。もしその道が誤っていたのなら大胆に改める。それは、青年にのみ許された特権であり、義務であると言えます。
2018年度の東近江青年会議所は、我々の活動を積極的に伝播させることによって、同じ志を持った仲間を増やし、大きな運動へと変化させ、5か年ビジョンを達成するために、ひとづくり(相互に学びあうことで互いに高めあおう)・まちづくり(過去を尊重しつつ、新たな一歩をふみだそう)・夢づくり(他者を尊重しつつ、ともに前進しよう)の三本柱を達成して参ります。
皆様の変わらぬご支援・ご指導・ご鞭撻を賜りますことを心よりお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。皆様、何卒よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人東近江青年会議所
第12代理事長 田中 彦嗣